仮想通貨ってどういう仕組みで取引されてるの?いまいちイメージがつかめないなあ…。
このような疑問を解決していきます。
- 仮想通貨の購入・売買の仕組み
- 仮想通貨の売却に適切なタイミング
- 仮想通貨のデメリット
- 販売所・取引所の違い
今回は仮想通貨の売買と取引方法について解説していきます。
また、初心者が躓きやすい販売所と取引所の違いについても詳しく解説していきます。
売るタイミング・買うタイミングや販売所・取引所についていまいち理解できていない方って意外と多いと思います。
そういう僕も初心者のうちは円高と円安の違いさえわかりませんでしたからね。
今回はそういった小難しいこともなるべくかみ砕いて説明しています。
何も知らない初心者の頃は何が何だかさっぱりだと思うので、そんな方にも理解できるようにすごく丁寧に解説していきますので、ゆっくりついてきてもらえればと思います。
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購入・売却の仕組み
仮想通貨は株取引の構造ととても似ています。
株取引の場合は、ある企業の株式を購入した後保有し続けて配当金をもらい、株の価格が変動したタイミングで売買するというものでした。
仮想通貨はある企業の通貨ではないので、保有し続けても配当金はもらえませんが、通貨の価格が変動したタイミングで売買するということにおいては全く同じです。
通貨の価格は常に変動しているので、良いタイミングで売買することで利益をあげるというのが仮想通貨の一般的な取引方法です。
ではなぜ購入・売却することで価格が変動するのでしょうか?
これには需要と供給という原理が関係しています。
まずはこの図をご覧ください。これは購入・売却の仕組みを簡略化して説明したものになっています。
一般的に、仮想通貨の価格が上昇するときは青、価格が下降するときは赤で示されるので覚えておいてください。
仮想通貨の価値が上がる(価格が上がる)ときというのは、売りたい人よりも買いたい人の方が多くなるときです。
つまり、売却者よりも購入者の方が多くなることによって、供給が減少し需要が増加します。
これによって、需要と供給のバランスを保つために、供給元である仮想通貨の価格を上げることによって需要を抑えるというわけです。
結構前に台風の影響でピザポテトが作れなくなってかなり値上がりしましたよね?これはピザポテトの入荷量が減ってしまったので、なんとか供給し続けるために値上げをして購入量を抑えたということなんですよね。これと同じ仕組みです。
また、仮想通貨の価値が下がる(価格が下がる)ときというのは、買いたい人よりも売りたい人の方が多くなるときです。
つまり、購入者よりも売却者の方が多くなることによって、需要が減少し供給が増加します。
これによって、需要と供給のバランスを保つために、仮想通貨の価格を下げることによって需要を増やすというわけです。
よくスーパーで発注しすぎたから大特価ってしてますよね。これはスーパー側が多くの在庫を抱えてしまうのを避けるために、価格を下げて購入量を増やしたということですね。
このように、仮想通貨市場は需要と供給で成り立っています。
私たちはこのバランスをうまく見極めて取引をし、利益を上げていく必要があります。
売買の適切なタイミング
通貨の価格は常に変動していますが、利益を上げるためには最適なタイミングで売買しなければなりません。
それでは購入する場合と売却する場合の基本的な取引のタイミングについて説明していきます。
購入するときは、基本的に価格が安いときに購入するのが最もシンプルな方法です。
また、売却するときは、価格が高いときに売却するのがいいですね。
例として、ビットコイン(BTC)を購入するときを考えてみましょう。(図の価格は例なので実際の価格ではないです。)
左の図では赤の棒グラフのところが一番安くなっています。このタイミングで購入し、値上がりを待ってみましょう。
右の図では予想通り値上がりしましたね。一枚当たり13円のときに100枚購入したので、一枚当たり35円のときに倍売却するとどのくらいの利益が出るでしょうか?
最初に1300円購入し、2200円分売却したので、最終的な利益は900円になりましたね。(ここから手数料を引くともう少し利益は少なくなります)
今回は少額で購入したので利益率的には少ないですが、この買った量が100倍だったとすると、9万円になりますよね。
このように、少しだけの購入だと売却したときにあまり利益を得ることが難しくなりがちです。利益も少額になりますからね。
なので、大きく儲けるには初期投資額も多くある必要があります。
今回は安いときに購入でき、予想通り値上がりしたタイミングで売ることができましたが、実際はこんなにうまくいくことは少ないです。
だから仮想通貨を投資にうまく使うには経験と知識が必要なんですよね。初心者のときにいきなり多額で投資するのはやめた方がいいでしょう。
販売所・取引所とは?
仮想通貨を取引する際には、販売所と取引所というものを利用する必要があります。
これらは円⇄ビットコインなど、現実通貨を仮想通貨に変換したり、ビットコイン⇄イーサリアムなど、仮想通貨を別の仮想通貨に変換したりするのに使われています。
それぞれ違った特徴があるので、仮想通貨を売買するには必要不可欠な内容になります。
しっかり理解したうえで取引するようにしてくださいね。
それでは具体的にそれぞれ説明していきましょう。
販売所
販売所は「仮想通貨を販売所が個別に決めて売買をする場所」となっています。
販売所が仮想通貨の相場を把握して自動的に価格を決めているので、私たちはその価格で取引することになります。
メリットは、その価格でボタン一つで売買可能なので、購入・売却を間違えにくく、ほぼ確実に取引を行えます。
特に、初めて取引する方や、まだ取引に慣れていない初心者にはベストな方法ですね。
画面には銘柄選択→購入・売却→支払い価格しか書かれていないので、かなりわかりやすいですよね。
銘柄とは?
もちろん販売所にもデメリットというものは存在します。
一番のデメリットというのが、手数料が高いということです。
多くの仮想通貨販売所では手数料が安かったり、無料と謳ってはいますが、実際にはスプレットという実質の手数料が存在します。
スプレッドとは?
なので、販売所で取引するのは、まだ始めたばかりで少額しか取引しない初心者にとても向いているというわけです。
取引所
取引所は「買いたい人・売りたい人がそれぞれ集まって取引する場所」となっています。
個人間での取引になっているので価格が常に変動し、タイミング次第では自分の好きな金額で購入・売却することができます。
一般的なチャート(株などでよく見る棒グラフみたいなやつ)はこちらのイメージですね。
メリットは手数料がとても安いということです。
取引所は取引所業者が取引の場所を提供しているだけなので、手数料はその取引所の使用料金とでも言いましょうか。そのくらいしかかかってきません。
しかも取引所使用料金はかなり安く設定されているので、販売所のスプレッドと比べたらかなり得になります。
ですが、デメリットとして取り扱っている銘柄の種類が少ない、取引画面がごちゃごちゃしていて初心者にはわかりづらすぎるといったものがあります。
また、常に価格変動しているので、自分の理想の金額になるまで待つ場合はすぐに購入・売却できません。なのですぐに取引したい場合は販売所を利用した方がいいですね。
取引手数料は安いといいましたが、実際には0.1%程度かかる取引所も多いです。
ですが、GMOコインならMakerだと取引するたびに逆にお金がもらえるという神仕様なので、確実に安く済ませたいという方は以下の記事からGMOコインで取引を開始するのをおすすめします。
ちなみに取引所の注文(購入・売却)の仕方には、指値注文・成行注文の2種類あります。
指値(さしね)注文とは?
成行(なりゆき)注文とは?
どちらもメリットデメリットがありますが、自分の目的に適した取引方法を選んでくださいね。
まとめ
今回は仮想通貨の売買と取引方法、販売所・取引所の違いについて解説しました。
仮想通貨の売買の仕組み、取引の適切なタイミングについては投資の最も基礎になる部分なので忘れないようにしましょう!
また、販売所・取引所も目的別にかなり重要な要素なので確実に理解が必要です。特に取引所の「指値注文」「成行注文」に関しては取引の超重要な部分を担っているので理解が必須です!
- 購入者・売却者の違いによって仮想通貨の価値が変動
- 仮想通貨は安いときに購入、高いときに売却が基本
- 販売所は確実に取引したい人や初心者の人向き
- 取引所には「指値注文」「成行注文」があり、どちらも超重要
- 指値注文は自分の希望する価格で取引可能
- 成行注文は即取引成立
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